出血を伴う唇のひび割れを治す方法

出血を伴うひび割れが発生したら、まず最初に行うべきことは清潔に保ち、感染を防ぐことです。

正しい洗浄方法

1. 手を洗う：まず、清潔な手で処置を行うようにしましょう。

2. 唇を優しくすすぐ：ぬるま湯で唇をやさしくすすぎます。熱湯や冷水は刺激となるため避けましょう。

3. 消毒する：コットンに生理食塩水（生理的食塩水）や低刺激の消毒液を含ませ、軽く唇に当てるようにして消毒します。

4. 皮を無理に剥がさない：皮が少しめくれていても、無理に剥がさないようにしましょう。剥がすと傷が悪化し、さらに出血する原因となります。

5. 清潔に保つ：この処置を1日1回、傷が治るまで続けるのが理想です。

出血が続いている場合は、清潔な湿らせた滅菌ガーゼを数分間当てて止血しましょう

出血が収まった後は、唇のバリア機能を回復させるために、修復効果のあるリップバームを定期的に塗ることが重要です。

おすすめの成分

✔ エモリエント成分（セラミド、シアバター、植物由来バター）：水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を高める
✔ 治癒成分（パンテノール、ツボクサエキス）：傷の修復を促進
✔ 抗炎症成分（ビサボロール、カレンデュラエキス）：炎症を抑え、唇の違和感を軽減

💡 ポイント：リップバームを塗っても改善しない場合は、より濃厚なマスクタイプや軟膏を使用するのも効果的です。

乾燥した唇をなめることは、多くの人が無意識に行う行動ですが、実は逆効果です。

唇をなめることが悪影響を及ぼす理由

1. 唾液は一時的に唇を潤しますが、蒸発すると急速に水分を奪い、さらなる乾燥を招く。

2. 唾液にはアミラーゼなどの酵素が含まれており、これは本来食べ物を分解するためのものですが、唇の皮膚にも作用し、バリア機能を損なう可能性がある。

3. 乾燥が悪化し、ひび割れが深くなる→ 出血が続く原因に。

また、唇を手で触ることも避けましょう。これは、細菌が付着し、感染や炎症を引き起こすリスクがあるためです。さらに、剥がれかけた皮を無理に取ると、傷が広がり治りが遅くなる可能性があります